ナツジ副業イラスト漫画研究所

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【解説】ギャンブル依存症になりやすい人とは?(パチ屋の蜂谷さん48話「僕は依存症だったんだ」より)

3/2蜂谷さん48話を更新しました。以下11枚のあとに解説をしています。

 

いかがでしたでしょうか。

 

これまで「僕は依存症じゃない」「大げさだなぁ。僕は依存症じゃないのに」「あいつらとは違う」「いつでも辞められるんだから」と、自分がギャンブル依存症であることを認めてこなかった鈴虫。

↑1巻第4話「僕は依存症じゃない」より

 

↑5巻第41話「僕は依存症じゃないのに」より

 

 

そんな彼でしたが、今回ついに自らの依存症を認めます。

彼は少し前に「今度こそパチスロを辞めてやる」と決意したばかり。

蜂谷さんが親身になって自分を心配してくれ、さすがに本気で辞めようと決意していたようです。

それだけに禁スロ10日であっさり約束を破ってしまって、認めざるを得なくなったというところでしょうか。

 

ギャンブル依存症になりやすい人とは?

筆者は専門家でもないし多くのケースを知るわけでもありませんが、自身の長い長い人生経験から「ギャンブル依存症になりやすい人」というのが何となくですがわかる気がします。

①プライドが高く自分の招いた危機的な状況を認めない人

②「ギャンブル依存症」を病気と捉えず、辞められない人の言い訳だと思っている人

③負け分を取り戻そうと再びギャンブルに挑む人

④借金したことがある人

⑤トータルするとチャラもしくはプラス、と言ってる人

⑥「辞める」と言うor思ったことがある人

こんな感じかと。

 

私は何かで↑と似たようなものを見たのですが、③と⑥が意外過ぎてびっくりしました。

 

➡依存症かどうかはともかくとしても、負け分を取り戻すってのはギャンブルの醍醐味じゃないか?じゃあ何のためにやるんだ?

・・・なんと!健常な人には無い考え方だそうなのです。ギャンブルで失ったということはその才能がないということであり、同じギャンブルで取り戻そうとすることが理解できないというようです。

 

➡「辞めたい」と思ったり言ったりするくらいは普通のことじゃないかと思うのですが

・・・これ、自分ではダメだと認識してるってことになるんですね。それで辞めてないのだから、つまり自分をコントロールできなくなってる状態なのです。

 

ギャンブル依存症のハードルは僕らが思ってる以上に相当低くて、一つでも当てはまったら依存症だと疑った方がいいです。

筆者は依存症のなんの権威でもないけれど、20歳から39歳まで20年間、多くの人を巻き込みながらも3回の破綻をし1080万の借金返済をしてきた経験から、このくらいは語る権利があると思っています。

ギャンブル依存症のハードルは僕らが思っている以上に相当低い。

 

決意が固いほどダメージも大きい

自分の意志で辞められると信じている人は、決意が強ければ強いほど効果があると思っているかと思います。

もちろんそれで辞められる人もいると思うし、というかそれが大半だと思います。

でもそんなんじゃ辞められないのが「ギャンブル依存症」なわけで。。。

 


ギャンブル依存症に立ち向かうにあたり「決意しかしない」というのは大きな弱点を含みます。

つまり、失敗したときに「意志が弱かったのだ」と自分を責めてしまうこと。対策が「意志の強さ」しかなかったので、失敗の要因も当然「意志の弱さ」になります。

そもそも決意なんかじゃ対策にはなっていなくて失敗して当然なのに、そこで必要以上に自分を責めてしまうわけです。

 

私はそこで帰ってこれなくなりました。

「どうせ自分なんて」と自暴自棄になり、2回目、3回目の破綻に向かうというのを繰り返しました。人生の大半をパチスロに費やし、そして返済に費やしました。

 

このとき一回のスリップ(依存症再発)で腐らずにすぐやり直す強さが無かったのです。やり直すのは恥でも弱さでもない。やり直せるのは強さです。

やり直せる人は強い!

僕にはそれがなかった。。。

 

ギャンブル依存症に立ち向かうためには具体策を練ろう!効果的な二つの対策は・・・?

①他人に知ってもらう(辞めてる状況を共有する)

②現金を持たない

 

これに尽きると思います。

少なくとも私は3回目の破綻以降これを続けています。

①はブログやTwitterにて。自分はこういう人間ですと公開してきました。

②は、まず私はクレジットカードを人生で一度も持ったことがなく、そして返済中の小遣いは月々8千円でした。

40歳~45歳までの6年間、毎月8千円しか手元に置きませんでした(持たせて貰えなかったが正しいですが💦)

この8千円の中から交友費も昼飯代も、そして往復通勤費も出します。

40代管理職の財布事情としては異例だったと思います。

昼は我慢したり38円の袋ラーメンを半分ずつ食べたり。そしてガソリン代を節約するために雨の日も風の日も往復1時間の山道を自転車通勤したり。

そうやって6年間過ごし、借金完済と「ギャンブル休止」を果たせました。

 

あくまで「休止」だと思っています。私は人生で3回も破綻した人間なので、またいつ再発するかわからないと戒めているつもりです。

今、ちょっと危険だなと思っています。

イラストで少しですがお金が稼げるようになってきたことと、無職を目前に控え生活のストレスが半端ないからです。現実逃避したい気持ちがぐんぐん上がっていきます。。。

鈴虫を描き切ることで、鈴虫と共に今一度ギャンブル依存症と向き合い、自分自身も抑制できるようにしたいと思っています。

 

 

長くなってしまいましたが、「パチ屋の蜂谷さん」を描く大きなテーマの一つに私自身の依存症対策が含まれています。

このあと鈴虫はどうなるのか。

結末まであと数話です。

どうぞ最後までお付き合いくださりますように、そして応援くださりますようお願いいたします!

 

 

ちょっと「副業」とは趣旨の異なる記事になってしまいスミマセン。

では!